広島、島根、岐阜の大雨をリーディング

先日来、広島、島根、岐阜では大雨による災害が相次いでいるというニュースを聞きました。
これらの水害についてトートタロットで観てみました。


※人命が失われている災害ですが、内容が少し不謹慎かもしれません。
 最初に、この度の災害で命を落とされた方へ、ご冥福をお祈り申し上げます。


カード展開方法は、3枚一組で引いて(時制は無し)下へ行く毎に、その事象の深い意味を読んでいく、というようなものです。
なので、一段目は・・・二段目は・・・というリーディングになっております。


Q.これらの水害は何を意味していますか?



まず気にかかるのは、一段目・二段目に火・ワンド(杖)のカードが多いことです。
(一段目左から、杖の騎士、杖の王子。二段目一番右、杖の女王)
火には、意志とかインスピレーションとかそういった意味もありますが、神のエネルギーも表しています。
それから、怒涛のエネルギーも連想させます。
これらは火でありながら、土石流や川の氾濫のエネルギーも表しているようです。


一段目、一番右のカード、「太陽」は新しい時代の到来を表します。
新しい時代のさきがけに、怒涛のエネルギーが何かを押し流しているとも読めます。
また、この時期僕の住む北海道は晴れが続いています。(雨の予報が出ても、晴れています。まるでこちらに降る雨までも本州で降っているかのようです)
一方の本州では大雨による災害が起きている。
その極端な二極化も表しているようです。


二段目、一番左のカードはディスクの4「力」のカードです。
これを「神社」と読みます。(建物が関係している)
そうすると、その右のカード、「杯の女王」は水の神様。
そして、一番右のカード、「杖の女王」はその激しいエネルギーと読めそうです。
これらは、神社から水の神、龍神?のエネルギーがあふれ出て、水でその体を形作り大地を押し流している、と読めると思います。
また、「力」のカードを治水ダムを始めとした公共事業と捉えると、それら公共事業では龍神のエネルギー(水害)を押し留める事はできない、と読めそうです。


三段目、これは右の二枚のカードから読みます。
一番右のカードは、剣の5「敗北」。
そしてその左のカードは「剣の王子」。
「剣の王子」の絵では、ガラスのようなものが粉々になっている。
剣は知性を表します。
人の知性の結晶(公共工事、家、文明)が、脆くも自然の力によって打ち負かされている。
そして、一番左のカードは「女教皇」。
日本で言えば、「巫女」。
これは龍神信仰を表しそうです。


ここからは僕の見解です。
治水の基本は古来より信仰心によって成り立ってきたのではないでしょうか?
川への「信仰心」とは、その性質に沿った町作りをすることです。
その土地の自然の特徴を尊重した生活を営むこと。
川は氾濫するものとして、その基本に立ち治水を行う。
それを、公共工事の名の下に、コンクリートで水を防げると人は過信してきた。
また、崖の下、もしくは、崖の上になんて家を建てる事はしなかったんじゃないでしょうか?
雨が降れば崖が崩れるかもしれない。
そういった、土地の状態を鑑みて住居を建てるのは当たり前だと思います。(風水などと特別視する必要もない)
そういった部分で自然を舐めた人の知性の浅ましさを今回の大雨は浮き彫りにしているのかもしれません。


信仰とは愛です。
地球は人であり、人は地球です。
地球は護るべきものではなく、愛すべきものです。
地球と人の意識は信仰によって結びつきます。
「ご利益信仰」ではなく、土地に対する感謝・愛がベースにある信仰心の復古。
それが、この災害に隠された希望のメッセージではないかと思います。


信仰心によって地球と人が繋がり直す。
それが一段目の「太陽」が迎えようとしている新しい時代なのかもしれません。