大相撲野球賭博問題をリーディング

ちょっと時期はずれになってしまいましたが、大相撲野球賭博問題についてタロットリーディングしてみました。


Q.大相撲の野球賭博問題の本質とは何でしょうか?



普段、一段目、二段目、とより深い事情が出てくるようなのですが、今回はちょっと趣が違うみたいです。


では、まず一段目からです。
真ん中のカードは、杯の4「豪華」です。
これは見せかけの豪華さを表したりしますので、大相撲の持つ伝統や格式、立派だ、というイメージでしょう。
その見せかけが、その左のカード、「剣の女王」によってはぎとられています。
剣の女王は右手に持つ剣によって、左手に持つ首を切り取ります。
その様子から、嘘を見抜く洞察力や、単刀直入な物言いを表したりしますが、この場合、切り取られたのは、大相撲の見せかけの立派さだったのでしょう。
そして、一番右のカードは、杯の5「失望」。
言うまでもなく、相撲ファンや、相撲を国技だと思って誇らしく感じていた人達の失望を表しています。
まとめると、今回の野球賭博問題で、大相撲の“見かけの立派さ”がはぎとられ、相撲を国技として誇りに思っている日本人に失望を与えた、という感じでしょうか。


次は二段目です。
一番右のカードから見ます。
このカードは、「14.Art」。
技術や融合を表したりするカードですが、この場合は、調和を表すのでしょうか。
真ん中のカードは、ディスクの6「成功」。
一番左のカードは、杖の6「迅速」。
迅速に調和が成功しつつある。
という内容になるのですが、二段目だけでは分かりづらいです。
そこで三段目を読んでみます。


三段目です。
一番左のカードは、剣の4「調停」。
そして、真ん中のカードは、「12.The Hanged Man」。
写真を見て気づかれるでしょうか?
一番右のカード「杖の騎士」を、槍を持つ騎士と見ると、真ん中の吊るし人はイエスに見えます。
十字架にかけられて、まさにロンギヌスの槍に貫かれんとしている。
エスは自ら犠牲となり、自分のために他の人間が殺されることを防ぎました。
今回の場合も、何人かの犠牲によって、火消しを行い、騒動を治めようとしているようです。(調停)
一番右のカードの炎は、民衆の感情でもあります。
大相撲という日本人が誇る国技を演出する、力士や親方がアウトローな方々との結びつきを持っていた。
神聖さをも見出していた大相撲の裏の顔が明るみになったことで、たくさんの日本人が失望し怒ったのかもしれません。
日本人と言っても、年寄りばかりだろうと思いますが・・・(若い人は相撲に興味がない)
つまり、伝統(既存の価値観)を重要視している人達の怒りの象徴がロンギヌスの槍なのかもしれません。
それを収めるために生け贄を捧げる。
ある種の宗教ですね。


僕は前の日記で書いた、“信仰心”と宗教は、違うものと思っています。


まあ、いいですが、ここで二段目をもう一度読むと、ちょうど、一段目と三段目をつなぐ、“調和”するように出ているようです。
つまり、大相撲の見せかけの立派さがはぎとられ、伝統を重んじる人達に失望と怒りが広がった。
そこで、生け贄を用意することで、大相撲と怒っていた人達との間に、迅速に調和が実現しようとしている。


しかし、朝青龍の処分、相撲部屋でのリンチ殺人、今回の騒動、と、相撲は大きな揺さぶりを受けていますね。
相撲は本来神道に基づく、神々に敬意と感謝を示す、神事であるそうです。
現在の大相撲からは、“神々への敬意と感謝”なんて感じられませんね。
神事が、相撲協会の単なる食い扶持に成り下がっている。
文科省も恐らく、海外に日本を売り込むためのPR材料くらいにしか思っていないのかもしれませんね。


神々への敬意と感謝は、自然(神)と人との繋がりを取り戻させます。
それが失われているから、様々な問題が発生している現代、基本に立ち返る必要があるのかもしれません。