生きづらさの処方箋

大麻“売ってくれるよう頼む”


ことし8月、旭川市内の女子中学生が大麻を持っていた疑いで逮捕された事件に関連して、大麻取締法違反などの罪に問われている暴力団員の初公判が開かれました。法廷では、知り合いの男にみずから大麻を売ってくれるよう頼んだとする中学生の供述が明らかにされました。
この事件は、旭川市の女子中学生が校内で大麻を持っていた疑いで逮捕されたもので、旭川市内の暴力団員富塚俊介被告(25)は、中学生が大麻を入手した男に対し大麻を売り渡した罪などに問われています。
旭川地方裁判所で開かれた初公判で富塚被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
法廷では、検察側が中学生が大麻を入手した経緯について、「メールで連絡を取り合い、大麻を売ってくれるよう頼んだ」とする供述を明らかにしました。
一方、富塚被告は「知人が『自分が使いたい』と言ったので、大麻を渡した」と述べました。
検察側は、懲役3年6か月を求刑し、判決は今月20日に言い渡される予定です。


12月02日 19時36分 NHK北海道放送


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今に始まったことではないでしょうし、昔はシンナーなども流行ったと聞きます。
しかし、この事件では暴力団が関与しているとあります。
テレビで見ましたが、この暴力団員、悪魔でしたね。
悪魔が見えるわけではないですが、冷酷で粗暴そうで思いやりのかけらも感じられない笑顔を見せていた顔が悪魔に見えたんですね。
心に空しさを抱える人に優しげに近づき、それを解消してあげようと麻薬を差し出す。
それで本当に空しさが解消すればいいが、解消するわけはない。
それで相手を堕とし自分の都合のいいように扱う。
これを僕は悪魔だと思っています。


今は、インターネットが発達し、容易に悪魔と繋がれると思います。


空しさを本当に解決する術もインターネットで調べれば載っています。
しかし、彼女が使ったようなケータイで繋がる世界はまだまだその手の情報を持っていないでしょう。
それに、この事件の彼女がその情報を見たところで活用できたかどうか。


根本的に空しさを解決しないものの、誰かが彼女の心の空しさに共感を示せば、こうした事態になる前に引き返せたかもしれません。
そして、その役割を近くで果たせるのは家族、ということになります。
ただ、恐らく、この彼女の家族も心に大きな空しさ、葛藤を抱えているのでしょう。
自分のことに精一杯で、子供に関心を寄せることすらできないのではないかと思います。
あくまで想像ですが。


そこで繋がったのが悪魔だった。
この先彼女がここから学び、善いものと繋がれるか。
僕にはただ祈ることしかできませんが、自分の影響力がそこまで届くように、自分を磨くことはできると思いました。