素直に求める 〜聖なる予言の感想Ⅱ

聖なる予言を読んでいて思ったのは、都合よく主人公に知恵を教えてくれる人が現れるな、ということです。
小説だからそうなんだといえばそうですが、僕はここにメッセージがあると思いました。


一つ目は、知恵というのが人との出会いでもたらされるということです。
対話が大事。
本を読んだり、サイトを見たりして分かっているつもりになっていても、人に話すことで気づくことがあります。
それから、人はたくさんの情報を持っているし、その情報はその人独自の形になっているので、自分が期待した以上の、もしくは自分が期待していたのとは違っていても、実はそっちを知りたかった、という情報が得られます。


二つ目は、常に問う人、求める人に答えが与えられる、ということです。
主人公は、どんなときにも知恵を求めていました。
恐怖に震えたり、不安で家に帰りたくなっても、究極的には知恵を求めていました。
その姿勢があったからこそ、知恵に出会えた、といえます。


それから、補足で「問いかけ」について。
チャネリングする友達に話を聞いたとき、チャネリング相手(外国の神様です)が対話でしきりに質問を直してくれるそうです。
そして、きちんとした問いかけができると、それについて答えてくれるそうです。
つまり、明確な問いかけが重要ということです。
求めていることを素直にストレートに聞くと答えが得やすいんだと思います。(当たり前のことを言っていますかね・・・^^;)
これは高次元の存在に対しても同じで、明確に問いかければいつでも答えを得られるんだと思います。(高次元の存在の場合、問う、求める、ということをしないと助力を得られない?のかもしれません。制約か何かでしょうか)


聖書を引用します。
「求めなさい、そうすれば与えられます。さがしなさい。そうすれば見つかります。(扉を)たたきなさい。そうすれば開かれます。
だれであれ、求める者は受け、さがす者は見つけ出し、たたく者には開かれます。」


僕は特に宗教を持っていませんが、分かり易いので引用しました。
この節は有名でよく聞きます。
正にこの通りなのだと思います。
そして、そのことを信頼することが一番重要なのだと思います。