いくつかの質問1―自己愛―

いくつかの質問をまとめてしてみました。
今回は「自己愛」についての部分を載せます!^^
どうぞー!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


質問です。自己愛とは何ですか?それから自分を受け入れ、それを実証するにはどうしたらいいですか?そして、自分は神である、神と同じく創造する能力がある、と確信するにはどうしたらいいですか?僕は、宇宙や神や他の生命、他の人とも一体であるとはどうゆうことですか?一体であると確信するにはどうしたらいいですか?いくつも質問をしました。教えてください。


「分かりました。まずは自己愛について答えましょう。自己愛とは文字通り自分を愛することですが、あなた方の間では誤解されて使われてきました。ナルキッソスの神話が有名ですが、あなた方は、彼が自分を好きになった余り自分の姿を花に変えてそれを泉に写し続けるという内容を滑稽に捉えています。しかし、神が自分の姿を愛すること、その姿を花に変えて愛でることのどこが滑稽でしょうか?神は美です。神はあなた方の見ている全ての美を創り出した存在です。その神が創り出した被造物にあなた方も惚れぼれと見とれているではありませんか?彼の行動は神の創造を賛美するものです。決して自分だけを愛しているから生まれた行動ではありません。あなたも自分の姿を自分の才能を自分を取り巻く環境を賛美することができるのです。泉に映った自分の顔を賛美することができるのです。是非やって御覧なさい。そうすればその日一日いい顔でいられるでしょう。」


なるほど。自分の姿は元より、自分を取り巻く環境や自分の才能は神の被造物であり、神そのものなのだから、賛美されてしかるべきだと言うわけですね。確かに、自分を始め、自分の人生を賛美することは、より素晴らしい人生を引き寄せることにも繋がりそうです。しかし、容姿に自信のない人もいます。また人生にしても、環境にしても、粗暴な親の元に生まれて、虐待されてしまう子供もいます。その人生を愛せよというのですか?賛美できるでしょうか?


「それについては、こう申し上げましょう。それでも人生を、自分自身を賛美してください。自分の中に美しさを見出せない者が人生に美しさなど見出せるでしょうか?私の言う美しさとは、その物本来の美しさのことです。決して誰かが“美しい”と言ったから生じたものではありません。確かに、その時代の、その社会に置いて、一般的な“美しい者”の基準はあります。しかし、それは人の造りだした価値観です。あなたまでもがそれを採用する必要はありません。誰が認めなかろうとも、まず自分が自分を認めるのです。自分が自分を美しいと信じるのです。
人生についても同じです。確かに苦しい中に居て、その環境しか知らないでいると、自分はなんて不幸だろうかと思うでしょう。そのときは、その他の生き物たちを見てください。彼らは神に与えられた環境の中で生活をしています。勿論人間に汚染された環境の中に生きている者達もいます。しかし、その中で逞しく生きる姿を見るのです。彼らはいつ死んでもおかしくないくらいちっぽけでありながら、全力で生命を全うしています。あなたにも生きている環境の中で自分の生命を全力でまっとうできる道があるのです。苦しい中にあってもその光を探してください。その光があなたの人生を照らし、そのとき初めて自分の人生が美しいのだと感じることができるでしょう。」


よく分かりました。ありがとうございます。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ナルキッソスは、自分しか愛せないようにされてしまい、湖に映る自分の姿に見とれ、死んでスイセンに生まれ変わったといわれるギリシア神話の登場人物です。
ナルシストの語源ですね。
何かの参考にどうぞ^^
ではっ!