AVATAR(ネタバレあり)

つい先日札幌の映画館でようやく見てきました^^
公開当初(2009年)興味はあったのですが、札幌ではIMAX3Dで見ることができないということで、スルーしてしまいました。
でも今回、二年越しの願いが叶い、札幌でIMAX3D上映のアバターを見ることができました!(ちょっと自慢)
まあ、それは置いておいて、感想を書きますw


IMAX3Dで見る惑星パンドラは、とてもインパクトの強いものでした。
後で思い返すときに、映画を思い出すというよりも、「旅行」を思い出す感覚に近いものがありました。
あの臨場感というのは、他の映画では味わえないものがあると思いました。


ストーリーについては、誰かも書いているかもしれないですが、ディズニー映画の「ポカホンタス」を思い出しました。
ただ、ハリウッド映画で主人公が米軍(一応民間企業の傭兵部隊となっているが)と戦って勝つというのは面白いな、と思いました。
惑星の生物達が原住民の味方に付いてくれたので勝利できたのですが、原住民側には地の利があったので、それをうまく利用して戦えば労せず勝てたんじゃないかと頭の片隅で突っ込みを入れていました。
それだと、“苦労して勝った”感じが出ないので却下だったのかもしれないですね^^;
それから、惑星の動物達の見せ場が減ります。


惑星の動物達が戦ってくれたのは、地球人が惑星の重要な巨木を破壊したことに対するしっぺ返しの意味があったのでしょうか?
惑星の意識は“調整をするだけ”なのだとヒロインが言っていました。
他惑星からやってきて、平和的に交渉をするでもなく、いきなり破壊活動をし出した地球人は、一気に“調整”の枠を超えたので“排除”という決定を下されたのかもしれないですね。
それだけ野蛮なことが地球では平然と行われているんだよ、という暗示ですかね。


主人公は、純粋で素直で勇気があり、ある意味頭がいいのかもしれない、と思いました。
相似象で言うところの、オサになる資質を持っているのでしょう。
ただ、この戦いの段階では、まだオサと言えるほどではありません。
地球人のDNAと原住民ナヴィのDNAを混合して創ったアバターは、両種族の調整役の意味で使用されていたわけです。
科学者の女の人は、まさにその役割を果たそうとしていました。
しかし、彼女は科学バカだったために、軍人や商人を説得できませんでした。
主人公は、原住民に溶け込み、彼らから信頼を得た分優秀でしたが、両種族の衝突を止める、という役割について真剣に自覚してはいませんでした。
それは決して簡単な仕事ではないですが、彼ほどの資質があれば、真剣に自覚するだけで妙手を打てたはずだと思います。
ということで、彼はこれからオサとして才能を磨いていくのだと思います。


ストーリー上、戦うしかなかったとはいえ、戦いは戦いを産みます。
もしアバター2があれば、地球から軍隊が送られてくるでしょう。
二つの文化、文明が出会えば、そこには衝突か融和かの選択肢が生まれます。
不干渉ということはありません。
必ず関わり合います。
そのとき、どのような交渉をするのかでその文化、文明のレベルが分かります。
そして、そのとき、矢面に立つのがオサの役割です。
アメリカの大統領は先制攻撃をしましたね。
日本の首相は米を送りました。
単純に比較できるものじゃないですが、国の性質が分かる比較だとは思います。


ではっ!