創造性を妨げる 〜ずっとやりたかったことを、やりなさい。〜

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

この本を使って、自分の「創造性」を開く試みをしています。
朝、毎日起きがけにノートに3ページ分思いついたことを書く、というワーク「モーニングページ」について載っている本です。


人は常に「カミ」からエネルギー、情報を得ています。
「カミ」とは、相似象で言うところの、あまねく宇宙に存在する粒子のようなもののことです。
本来それは、人を最大限に生かすよう導いてくれるのですが、いつからか人は自我を優先しはじめたので、「カミ」の声が聞こえなくなってしまいました。


「創造性」とは、芸術家など表現する職業の人達のものと思われがちですが、全ての人達が発現する力です。
それは、カミ、神、宇宙、潜象から受け取っているエネルギーや情報をそのまま言動に移すことで発揮できるからです。
自分の中の無駄な思いを無くした上で、感じるままに表現をすることで、創造性を100%発揮できます。
難しいと思うでしょうか?


しかし、子供のとき、何かに熱中した記憶が誰にもあると思います。
絵を描く、歌をうたう、友達と話すことや、自転車で遠くまで出かける、TVゲームをする、などなど。
そのとき、ただ純粋にその行為に打ち込んでいる状態であるはずです。
その状態が創造性を100%発揮している状態です。
最近では、「フロー」という言葉で表現されています。


その状態でいると人は、無駄な思い、葛藤や罪悪感、羞恥心、競争心からは無縁です。
そういったエネルギーを奪う思考や感情から解放されています。
だから、とても高いエネルギーレベルで様々なことを行うわけです。
集中する、無心になる、忘我する、など、そうゆう状態が必要だと言われていることはたくさんあるのではないでしょうか?


日本では「道」の付く習い事でこの状態に達する練習ができます。
茶道、華道、弓道、剣道など、たくさんあります。
作法を守り、自分の所作に神経を集中することで、余計な思いをそぎ落とす。
禅でも、余計な思いをそぎ落とすために座禅を行います。


人は頭の中の思考や感情で創造性を阻害します。
本来は、創造性を受け取り、表現し、また受け取る、ということが自然なので、阻害された状態はストレスを産み出します。
そして、そのストレスが様々な弊害を産み出します。
大抵、健康な状態を損ないます。


僕は、健康になりたいから創造性を解放しようとしているわけじゃありません。
元々の動機は、小説を楽しく夢中で書くために始めました。
小学生のとき、買ってきた原稿用紙に初めて小説を書こうとしたとき、頭で考えて書こうとしたためか、十数行書いたところで手が止まってしまいました。
最初の動機は、ワクワクとした“物語を書こう”という純粋な衝動でした。
しかし、その衝動が時間と共に収まり、頭が主体になってしまったんですね。
そして、自由に書けない、ということで、自分に対し強烈な批判の感情を浴びせかけました。
それ以来ずっと、小説を書こうとすると、同じように手が止まるようになりました。
去年、一本長めの小説を書き上げたときも、書く喜びと、手を止めたいという衝動が葛藤を起こして、とてもキツかったです。
何か、体の中の流れが留められている感覚、胸に何かが詰まるような感覚を覚えました。


何かをしたいという衝動を留めると、そこに葛藤が生まれます。
創造性を感じているとき、人はワクワクとした感情、高揚感を味わいます。
それを感じているのに、何かと理由をつけてやりたいことをやらないでおきます。
その理由は大体、本人にとってとても重要に思えます。
だから葛藤を起こします。
無意識に何かに気を取られ、やろうという気を削ぐパターンもあります。
この本では、創造性を妨げるパターンについても鋭く書かれています。
図星すぎて、笑ってしまいますw


僕もまだ道半ばですが、必ず創造性を解放するでしょう。
もし、何か詰まってるな〜、と感じる方はこの本を読んでみるといいかもしれません^^
ではっ!