TPPについて考えてみました1

最近、野田首相を始め、枝野経産相などがさかんに加入を進めようとしているTPPを話題にしようと思います。
久々の時事ネタですw


TPP、またの名を、「環太平洋戦略的経済連携協定」と言うらしいですね。
最初は、シンガポールブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国で、

小国同士の戦略的提携によってマーケットにおけるプレゼンスを上げることが、TPPの発足時の目的である。
by Wikipedia

という話だったのが、2010年にアメリカが参加を決めたことにより同盟国である日本も参加の是非の問題が生じてきました。


学校に例えると、クラスの目立たない男子同士で、バンドでも組んで目立とうぜ!と相談しているところへ、クラスのジャイアン的な存在がやってきて、
「なになに?バンド組むの?俺も入れてよー!勿論、ボーカルね^^」
と入ってくる感じでしょうか。


・・・・・・


何このウザさ・・・
自分で書いていて思わず絶句してしまいましたw
そこに日本も誘われているわけですが、入った方がいいのか、入らない方がいいのか、という議論が起こっているわけです。


TPP参加国はすべての貿易関税を撤廃するというのが原則です。
輸出をするにはメリットがあります。
しかし、国内産業にとって、今までよりも安く、ヒト、モノが入ってくるので、産業によっては打撃をくらうでしょう。
特に、農協が反対しているようです。
日本は米などに高い関税をかけて、農家を保護しています。
それが撤廃されれば、米農家にとっては痛手です。
個人消費では国内産の方がまだ安心感で消費されても、外食産業や加工食品では外国産の作物にシェアを一層奪われるかもしれません。
ただ、農協も政府による農家への所得補償を確実に取り付け、金額や条件をより有利なものにするため、ポーズで反対しているだけかもしれません。


米国はとにかく、自国の商品をできるだけ多くの国に売る必要がありますから、それでTPPに目を付けたんだと思います。
日本は中国に抜かれたとはいえ、GDPで言えばまだまだお金持ち国です。
なおかつ、米国の要求には弱い国。
関税を撤廃させてモノを売りたいとなれば、参加させようとするでしょう。
日本の経済界も、これから経済が伸びる新興国にモノを売りたいはずです。
政府は、米国と日本経済界からTPP参加を強く要請され、農協や地方自治体からは反対に遭っている。
という図式でしょうか?


長くなりそうなので、区切ります^^
ではっ!