悲劇的な事件の底にあるメッセージ

僕の住んでいる市で悲惨な事件がありました。


江別の死亡ひき逃げ容疑 免許失効の男逮捕 「酒飲んだ」(11/02 00:09、11/02 08:40 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/329367.html


加害者は、以前にも人身事故を起こしており、相手は軽傷だったものの、本人は免許停止を受けていました。
かつ、車は車検切れ。
そして、飲酒運転。
3人の同乗者と飲んだ末の事件です。
この記事にはありませんが(他紙にはあるかと思いますが)被害者には9歳と11歳の子供がいるそうです。


この記事を読んだとき、僕は心底加害者への怒りが湧き起こりました。
しかし、怒りに囚われても仕方ないので、この事件にある「真実の意味」を探ろうと思い記事にしました。
タロットで観ています。


Q.この事件の「真実の意味」はなんですか?


1.紫3:Partnerships&Alliances「提携と協調」
 魂が協力して起こした事件です。
 人の尊厳に関わる重要なメッセージが発信されています。
2.18.SHADOW「影」
 この世界の「影」の側面が強調されています。
 人々が誤った信念を抱き、それによってエゴが増大し、人の命が軽んじられています。
 被害者は勿論、加害者においてもです。
3.青6:Moving On「前進」
 今、長き暗闇のトンネルを抜けて、再び魂の結束が表れてきています。
 より多くの人が自分の「信念の誤り」に気づき、他の魂と手を携えて、真の自己価値を見出すように要請されています。
 癒しのプロセスが進行しています。


先日紹介した本、「新しき啓示」にも書かれていますが、過去数千年に渡って、人の真実の尊厳は隠されてきました。
それは集合意識の総意だったのか、別な理由があったのか僕には分かりませんが、人は強力な創造の力を持っていることを隠され、欲しい物を手に入れるためには奪い合うしかない、という考えが世界を支配しました。
人間が自分で、創造することはできない、と思い込んだためです。


加害者のペルソナ(仮面という意味。魂が創り出す人格)がなぜ、飲酒運転などという自暴自棄なことを行なわなければならなかったのか。
人を殺すことも自分を殺すことも、精神においては同じことです。
人を殺した罪の意識は、取り繕うことなどできません。
罪の意識は、人を暗闇に閉じ込めます。
こうなってしまうと、誰かに無条件に許してもらわなければ、自分を許すことなどできません。


僕は、自分を本当の意味で大切にする、という意識の欠如がこの事件の原因だと思っています。


人は、自分に価値がないと思うとき、自暴自棄になります。
しかし、本当は「価値のない人間」などいません。
価値がないと思い込んでいる人間、思い込まされている人間は、たくさんいます。
人の価値はステータスや社会的能力で決まる、という誤った観念の蔓延が原因の一端にあります。


それは、他人が自分に見る価値であり、自分が自分に認めている価値ではありません。
自分で自分の価値を決めてしまえば、それを信じてしまえば、自分に価値は生まれます。
これが、本当の意味で自分を大切にする、ということです。
人は、自分の価値でさえも、創造することができるわけです。


それを知らない親が、子供に、自己価値の見つけ方を教えてやることはできません。
つまり、加害者の問題は先祖代々の問題だとも言えます。
どの先祖の段階でも、人の本当の尊厳が取り戻されたことはなかったために起きた事件とも言えます。


ここに書いたのは、一つの見方です。
かなり加害者寄りの記事になってしまったかもしれませんが、決して加害者を擁護するために書いたわけではありません。
ただ、何らかのメッセージがあるならば、それを伝えなくちゃ、と思い記事にしました。
何かの参考にしていただければ、幸いです
では。