人間は本当に地球のガン細胞なのだろうか?


適当な事を書いちゃおうと思ったんです。


地球にとって人類って悪なのだろうか?
僕自身、以前は、人間の存在って地球の“ガン細胞”なんだよ!って本気で叫んでた。人間を放っとくと地球が滅びちゃうんだって本気で思い込んでた。
でも、人間の体で考えてみてください?
人間がガンになって、治療するって言って、手術したりしても、大概その人自身がその治療によって弱ってしまう。
今は優秀な薬ができて、手術というリスクを取らないで済む選択肢もできてきたけど、そもそもガンって人間にとって悪ですか?
そりゃあ、ガンは放っとけば人を殺します。
でもそれも含めて人間ってゆうシステムでしょ?
ガンだけよけて、これは悪だから潰そうよ。っていうものかな?


そもそもガンがもたらす死だって、悪だろうか?
人間は“生まれて死ぬ”という理の中で生きています。
だから“死”というのは人間の一部だと思う。
そうならば、もし人間がガン細胞であったとしても、地球に死をもたらす存在だとしても、人間って地球の一部ですよね?
もし地球が人間という存在のせいで滅びるならば、それは地球って星が生まれたときから、生命がそこに宿ったときから、地球が負うリスクの一つじゃないですか。
だから人間だけよけて、これいらないから潰しちゃいましょ、っておかしいと思いませんか?


そもそも、人間って地球を滅ぼせる程の存在ですか?
だって、スーパーサイヤ人なんて現実にはいないわけです。
核を使ったって、コロニーを落としたって地球はなくならない。
ほら、ユカタン半島ってところには、滅茶苦茶でかいクレーターあるじゃないですか。
あれを作った隕石だって、核爆弾の何個分の破壊力を持っていたか。
そのせいで地球が寒冷化して、恐竜を始め、生命のほとんどが死滅したって言われてるけど、じゃあ僕らは一体なんでしょう?
宇宙人が寒冷化した地球に試験管でも落として僕ら生まれたんでしょうか?
それならそれでおもしろいけど、恐竜の時代から生きているといわれるシーラカンスだって見つかってるわけだから、あれだけの隕石すら、地球どころかその中で生きる生命を滅ぼせはしなかったわけですよね。
多分、核戦争が起きて地球上の全ての核が爆発するだけ爆発して、地球にまた寒冷化の時代が来たとして、それでも1万年後くらいにはひょこっと生命が一時代を築いていくんだと思うんですよね。これまでの生命の歴史から考えると。


だからもう“守るべき地球”なんて考え方を止めましょう。
守るべきも何も、地球はそんなにヤワじゃない。
人間が守れるような存在じゃないんです。
むしろ逆で、人間が地球に守られてるじゃないですか。宇宙という非情な空間から。
地球のために、じゃなくて、人間のためにという言葉を使いましょうよ。
人間のためのエコロジーなら、排水は綺麗にした方がいいし、ゴミは少ない方がいいし、空気は汚れてない方がいいですよね?
石油はそのうち無くなっちゃうから、別なエネルギーを開発した方が、車や家電が使えて便利ですよね?
そもそも、限られた国を豊かにして、紛争の火種にまでなっちゃうようなトラブルメーカー(石油)なんて使わないに越したことはないです。


そしてもう一つ。
人間って放っておくとあと数十年で地球のシステムを破壊しちゃいますか?
上の話を読んでいただいた後で、人間に地球のシステムを破壊できると思いますか?
前置きとして“人間が豊かに生活していけるレベルの地球システム”と言うならば破壊しちゃうかもしれません。
だって、今ですらヒーヒー言っているのに、今後人口が増えに増えて、食糧をどうやって確保しますか?となれば石油じゃなくて今度は食糧のために戦争が始まるかもしれない。
コメ戦争、ムギ戦争。みたいな。
でもこれも思うんですか、そもそも人間は放っておくと悪い方向へ行ってしまいますか?
ものすごい楽観論のように聞こえるかもしれないですが、“人間って放っておくと悪い方向へ行く”という性質が真ならば、今の世の中はもっと、相当ひどくなっていないと理屈に合いませんよね。
エネルギーは使い放題。
戦争は起こり放題。
殺人も起こり放題。
そんな状態では社会なんてとても維持できません。


ある程度エネルギーは浪費されてるし、戦争も起こってる。殺人も起こっていますが、全体としてはいい方向に進んでますよね?
というのは、エネルギーの浪費も、戦争の規模も頻度も、殺人事件の件数も、先進国で言えば減ってるじゃないですか。
先進国が学んだ知恵を今発展中の国にうまいこと教えてあげれれば、多少は発展中の国もひどいことにならずに先進国のレベルになれるんじゃないでしょうか?
そして、人間というのは、もし目の前に問題があったら、何人かに一人は問題意識を持つと思います。
で、問題意識を持った人の中には、その問題をどうしたら解決できる考える人が一人は出てくると思う。
更に、その問題をどうしたら解決できるかって考える人の中には具体的に問題解決へ向けて行動をする人が一人は出てくると思う。
そしたら、その問題解決へ行動を起こした人を支援しよう、と思う人が出てきて、その数は増えていき、問題は解決されていくんじゃないだろうか。
つまり、誰かが行動を起こしたら、問題を解決しようと考えているだけの人が、俺も行動を起こそう、となり、問題意識をただ持ってるだけだった人ですら、自分にも何かできるんじゃないか?と考え出すんじゃないでしょうか。
そうやって、問題解決というのはどんどんと促進されていくものじゃないかという気がします。
僕が思うに、必要なのは、その問題をどうしたら解決できるか考えてる人の背中を、どうやって押すのか。
その行動を支援しようと思う人の背中をどうやって押すのか。
そうゆうことなんじゃないでしょうか?


結論として、人間は地球のガン細胞ではなく、地球の一部であり、人間は地球を守るためではなく、人間の生活を守るために問題を解決していくべきであり、そうゆう問題提起の仕方をすべきである。
なおかつ、人間は、本能的に身の回りにある問題に対し問題意識を持ち得る存在であり、人間の問題解決能力は加速度的に高まるものである。